私は以前、普通の会社員として企画等の事務をしていました。
転職をして、保育の現場で働き、10年以上経ちました。
この保育の職場の特徴は、子ども・女性の方が多いのが特徴です。
女性の中に男性が一人だとかなりしんどいと思われますが、
私は幸運に恵まれ、数人の男性保育士が常に職場にいました。
比率としては男性:女性=1:10ぐらいです。
保育の現場は、他の職場と比べてとても特徴がある職場だと思います。
そこで10年以上働いて良かったと感じることを書きたいと思います。
この記事は次の方におすすめです。
◯保育園がどのような職場か知りたい人
◯保育士を続けるとどのような力が身につくか知りたい人
◯保育士になりたいと思っている人
では、どうぞ!
職場に笑顔が多い、活力がある
女性と子どもが多い職場です。
子どもがいることで、笑顔と涙が多い(笑)!
特に笑顔は他人を幸福にします。
保育の現場は、忙しくて大変ですが、たくさんの笑顔のプレゼントがもらえる職場です。
世界の職場の中でこれほど笑える場所はありません!!!
また、女性保育士は、保育士を目指そうと考えて働いている人なので、目的意識を持った人が多いです。
そのような人たちは、活力があります。
おとなしめの人、エネルギーが満ちている人など個性はありますが、私が出会った人々はとても活力がありました。
力仕事もリーダーシップも男性顔負けな力を発揮しています。
また、乳児と関わると自然に笑顔で癒されるのは、人間としての本能でしょうか?
確かに大変なことも多い職場です。
しかし、このような人たちと一緒にいると、自然に笑顔になり、活力が湧き、元気になります。
子育ての技術・視点が身に付く
「子育て」は、人類共通で大事なことなのに、学校で教えてくれていません。
学校では、答えがある問題しか教えてくれません。
「子育て」に正解はありません。
しかし、何も知らないで、子どもを育てるということは、
クリア不可能なゲームです。いわゆる「無理ゲー」です。
子育ての技術が小さい頃の育ちでセンスが培われていたり、
祖父母、親戚が周囲に住んでいるなど、たまたま子育ての環境が整っている人は、幸運だと思います。
核家族化が当たり前の時代にそんなセンスを育んだりする環境が整っている人は少数です。
子育てを現場で学べる機会は、ほとんどの人はないです。
保育の現場で働いている人のみの特権です。
保育は試行錯誤の連続です。
家庭での子育ても同じです。
ルーティーンが少ない現場です。
責任は大きく、とてもハードですが、子どもの心身両面の発達や関わり方の工夫、心がけることなど学ぶことはたくさんあります。
特に子どもとの具体的な関わりは現場を体験していないとわかりません。
コミュニケーション力が上がる
保育の現場は、子ども、保護者、職員とのコミュニケーションの連続です。
その中で、思い通りにならないことがとても多いです。
その中から学べることがあります。
子どもとのコミュニケーションでは、言語以外の非言語コミュニケーションの大切さを知りました。
保護者とのコミュニケーションでは、価値観の違いを知ることになりました。
職員同士では会議で自分の思いを言語化することの難しさを知りました。
ほとんどの男性は女性よりもコミュニケーション力は低いと思います(偏見です)。
私はコミュニケーションということを考えなくても両親の庇護の元、ぬくぬくと育ったので、コミュニケーションスキルの訓練不足を思い知らされることになりました。
また、コミュニケーションのしんどさだけでなく、自分の思いを受け止めてもらったことや自分の思いが伝わったことなど喜びもあります。
これだけコミュニケーション力を育む場は他にはないと思います。
PDCA(P=計画、D=実行、C=振り返り、A=アクション)を繰り返しすることができれば、確実にコミュニケーション力は上がります。
コミニケーション下手の私でも少しは上がりました。
まとめ
男性が少ない職場ですが、ここ数年増えてきたと感じます。
遅番の時など男性だけの時もあり、「あれ?!ここって保育園だよな」と同僚や保護者と笑ってしまうこともあります。
もし、保育士を目指そうとしている方がいればここに書いたことを参考にしていただければと思います。
特に子育てに関しての視点・技術が持つことが出来るのは、とても貴重です。
これから保育士を目指そうとする男性の人にはもちろん、女性の方にも共通することだと思います。
毎日の忙しさに流されないで、簡単でもPDCAを回すことが出来るかが、
いい保育士になれるかどうかの分かれ目だと思います(これはどこの職場でも共通ですね)。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
初投稿2019年2月16日