昨年から私が勤めている保育園でICTシステムを導入することになり、私は職員の中心となりその導入業務に携わりました。
保育園ICTシステムは業者からの言われるがまま導入してしまう園も多いですが、当園ではさまざまな比較検討を行い、
保育園ICTシステムを導入しました。
この記事では、どのように保育園ICTシステム業者を比較検討し、最終的に1社に決めた理由をご紹介します。
なんと!保育園ICTシステム業者は200社以上あるということです!
200以社上あるので選べないのは当たり前なので、事前に3つに絞りました。
それは、「コドモン」「ルクミー」「うぇぶさくら」の3つです。
選んだ理由は、
コドモンは業界No.1の導入実績がある。
ルクミーはトップクラスの導入実績とデザインが素晴らしい。
うぇぶさくらは既存のシステムからスムーズに引き継ぎができる。
以上の理由で3社をピックアップしました。
この記事は次の方におすすめです。
- どの保育園ICTシステムを選べばいいの?と思っている方
- 保育園ICTシステムを決める過程を知りたい方
- 保育園ICTシステムを導入したいと考えている方
これからの時代、どの保育園でも、保育園ICTシステムは必須になります!
3つの保育園ICTシステム業者の特徴
まずは、今回選んだ3つの保育園ICTシステムを簡単に紹介します。
保育園ICTシステム「コドモン」は、業界シェアNo.1の保育園・幼稚園向けICTシステムです。
入退室管理、保育記録、保護者連絡、保育料管理など、保育園の業務を効率化・高度化する機能が充実しています。
また、保護者アプリと連携することで、保護者とのコミュニケーションも円滑になります。
コドモンは、保育士の業務負担を軽減し、保育の質の向上につながるシステムです。
保育園ICTシステム「ルクミー」は、保育現場の業務効率化と保育の質の向上をサポートする保育園ICTシステムです。
入退室管理、保育記録、保護者連絡、保育料管理など、保育園の業務を効率化する機能が充実しています。
また、保育士向けの研修サービスも提供しており、ICTの活用による保育の質の向上を支援しています。
ルクミーは、保育士の業務負担を軽減し、保育の質の向上につながるサービスです。
保育園ICTシステム「うぇぶさくら」は、業界最安値水準の保育園向けICTシステムです。
入退室管理、保育記録、保護者連絡、保育料管理など、保育園の業務を効率化する機能が充実しています。
また、クラウド型のため、初期費用や導入コストを抑えることができます。
うぇぶさくらは、保育士の業務負担を軽減し、保育の質の向上につながるシステムです。
現在当園で使用している「さくらしすてむ」を利用しています。
保育園ICTシステムの「うぇぶさくら」は、「さくらしすてむ」と同じ株式会社エステムが提供しています。
2006年のリリース以来、全国で1,000件以上の導入実績があります。
詳しくはホームページをご覧ください。
コドモン、ルクミー、うぇぶさくらの機能を比較
3社に共通する基本的な機能はほぼ同じです。保育園の業務削減にとても効果的な機能です。
・登降園管理
・園児台帳(子どもやその家族の基本情報)
・日誌、カリキュラムなどの保育記録
・保育料、延長保育料、その他の請求管理
・出欠連絡、連絡帳、おたより配布などの保護者連絡などです。
次に各保育園ICTシステムで特徴的な機能を上げます。
特徴的な機能
基本的な機能以外に、給食業務の管理ができるところが他社との差です。
また、連絡帳アプリから冊子にする機能もあり保護者が喜びます。
さらに多言語対応として英語、ポルトガル語をに対応していて、今後も拡大する方向だそうです。
特徴的な機能
基本的な機能以外に、デザイン・UIが優れている。
他社より画面が見やすくスムーズに記録ができます。保育園ICTは毎日使用するものなので、デザインやUIは大変重要です。
また、ルクミーフォト(写真)と他の機能の連携ができて、業務効率が向上します。
特徴的な機能
基本的な機能以外に、登園管理でビーコン登降園という機能がある。
保護者書類をURLからWeb上で記入してもらう機能があり、とても便利です。
また、既にさくらしすてむを使用していたいので、データの引き継ぎ等で有利な面があります。
では、どのようにして保育園ICTシステムを比較して一つに絞ったのかを説明します
保育園ICTシステムを導入のためにした4つのこと
コドモン、ルクミー、うぇぶさくらの3社に決めてから、1社に決めるためには4つの段階を経ました。
今後、園の業務改善に大きくつながる仕事なので、業者の言いなりだけは絶対に避けなければなりません。
自分たちで比較検討してより良いものを導入しなければなりません。
各社にホームページやメール、電話で連絡を取りました。
zoomでの保育園ICTシステムの説明を受けたり、ホームページを見る以外の詳しい資料を読んで検討しました。
どの担当者も誠実に対応してくれました。
導入実績がある保育園ICTシステムはいい意味で強い(お金があれば色々な機能を追加したり、改善したりできる)し、
乗り換えを検討される園もあることを知りました。
他の法人ですでに保育園ICTシステムを導入している園がありました。
そのつながありがある園の先生方に感想を聞いたり、質問をしました。
これはとても有益でした。実際やっていなければわからないことが多いので、
どのICTシステムかどうかでなく、どのように運用しているかも聞けたのが良かったです。
「百聞は一見にしかず!」
実際に保育園ICTシステムを使用している園からの情報は貴重でした!
この画面は3社のスマホアプリです。
コドモン、ルクミー、うぇぶさくらの保育園ICTシステム3社にデモアカウントを使用申請しました。
実際にパソコンやスマホから使用してみて、使い心地などを試してみました。
わかったことは3社で
・画面のデザイン、UIの見やすさが違いがある
・アプリから記録するの方法の違いがある
など、主に同じ機能でもデザインやUIによって使いやすさが違うことをわかりました。
当法人は複数の保育園を経営しています。
他の保育園でも保育園ICTシステムを検討していました。
その情報はとても有益で、私たちとは違う視点のものでした。
色々な視点で保育園ICTシステムを検討することの重要性を考えさせられました。
このような4つの経過があって、一つの保育園ICTシステムに決めました!
保育園ICTシステムをコドモンに決めた3つの理由
結果、3つの理由から保育園ICTシステムは「コドモン」に決めました。
保育園にはそれぞれの理念があったり、保育園ICTシステムを導入する目的があります。
基本的な業務削減機能だけでなく、そのニーズを満たす機能があるのかが保育園ICTシステム選定のポイントとなります。
当園は次の3点がポイントとなりました!
保育園で働くのは保育士だけではありません。
給食の栄養士や料理師も一緒に働いています。
その給食のIT化や業務削減も必要です。
さらに離乳食やアレルギー除去食の把握では保育士との連携が不可欠です。
コドモンは給食業務の削減と保育士との連携機能がある唯一の保育園ICTシステムでした。
保育園に通うのは子どもの家庭は多様化しています。
外国籍の子どもがいる保育園も多いです。
当園でも英語、中国語、ハングル語、ベトナム語、ポルトガル語等の家庭がいます。
当保育園では多様性を大切にしている観点から多言語化は保育園ICTシステムに求める機能の一つです。
コドモンは現在、英語、ポルトガル語に対応しています。
他の保育園ICTシステムでは一部英語のみ程度しかなかったです。残念!
ちなみにポルトガル語は世界で6番目に話されている言葉です。
早く中国語等にも対応してほしい!
IT業界は淘汰が激しい業界です。
現在200社以上あるとする保育園ICTシステムはほぼ5社程度に淘汰されるでしょう。
なぜなら強いところにお金や人材、ノウハウが集積しやすく、いい保育園ICTシステムができやすいからです。
今のAmazonや楽天がそのようになっていますよね。
だから保育園ICTシステム業界No.1は強いです。
導入施設が多いのはいい保育園ICTシステムの証拠です。
さらに今後改善が繰り返されて良いものになっていくのが期待されます。
また、保育園ICTシステムの導入・運用には、さまざまな疑問やトラブルが発生する可能性があります。
そのため、サポート体制が充実している予想されるコドモンを選びました。
サポート体制は実際使ってみないとわかりませんが、どこよりも良いものが予想されます。
逆に小さいシェアしかないシステム会社はお金も人材も少ないので、今後厳しい未来が予想されます。
まとめ
保育園ICTシステムは、保育園の運営を効率化・高度化させるために欠かせないツールです。
導入にあたっては、保育園のニーズに合った機能を備えたシステムを選ぶことが重要です。
業者まかせの保育園ICTシステム選びでは絶対にダメです。
今回、3社の保育園ICTシステムを比較検討し、コドモンに決めました。
コドモンは、保育園運営をトータルサポートする機能が充実していることにプラスして、
給食業務の削減、多言語化対応、業界No.1、サポート体制が充実しているなどの理由から、
園のニーズに合ったシステムだと判断しました。
保育園ICTシステムの導入を検討している保育園は、ぜひ参考にしてみてください。